中国の会社には「できるか?」の問いに「できる」と即答する会社がほとんどではないでしょうか。間取り図制作ができる環境があるので、組版業務ができるという訳でもありませんし、日本国内DTPと一言でまとめても各会社様それぞれ業務のやり方が違います。
弊社では日本からの「できるか?」のお問い合わせに対し、安直に「できる」という即答は避けさせていただきます。もちろん、「業務改善項目」、「業務必要項目」の報告書を作成し、「できる」というお返事のために努力をして行く所存でございます。ただ、検証の結果できないと判断した場合には「できない」とお返事させていただいております。これは弊社の一番重くおいていることは信用であり、自身が「チャイナリスク」にならないための処置でございます。そのため、弊社では定期的、長期的な業務に関しては「トライアル期間」を設けております。期間は1週間〜2週間ほど。過去の完成データと原稿、制作マニュアルをいただき、弊社スタッフが作成いたします。この期間は無料とさせていただいております。トライアルにて業務検証をするにあたり、必要事項やミスの洗い出しなどを元に業務マニュアルを作成して行きます。この際、担当者様には弊社ブリッジと業務連絡を交わしていただく事になります。このトライアルで「できる」「できない」の判断をしていただければと思います。
中国では政府の対策によりネットの規制(ファイヤーウォール)がかけられています。それにより、通信回線速度が重くなり、国外へのデータのやりとりに問題を生じることが多々あります。
弊社では通常回線の他に専用回線を日本に向けて引いております。これにより、データのダウンロード待ち、アップロード待ちなどの不要なタイムラグをなくします。
まず、弊社の日本語通訳は日本語検定1級がブリッジとして業務管理をいたしております。原稿は日本語で問題ございません。ある程度のDTPの知識もありますから、通常よく使われるDTP用語も問題なく通じます。原稿は日本語から中国語に変換し、作業は日本語が話せない中国人が担当いたします。パチンコなどの業務で、専門用語以外に機種名などの業務的な障害はありますが、専用のシステムを組んでおります。データのやり取りはサーバーを介して行われます。修正などはメール、スカイプのチャットで承っております。
機種管理システム
修正もこちらのフローに準じます。初稿で送ったJPGに修正指示を書き込むという形になります。
広告の業務では、とかく曖昧な日本語表現があったり、DTPなどの専門用語があったりで、一回の指示、訂正内容では伝わらない場合があります。「これならちゃんと伝わるだろうか」と表現方法を考える。そして、担当者様の負担ばかりが増えていく。これは業務的にも多大なストレスになります。
サクラセッケイでは、業務ブリッジを日本語検定1級取得者が担当しています。また、実際に日本に研修、留学していた人材です。弊社では長年日本の広告関係のアウトソーシングを業務としております故、専門用語などにも詰まることなく、スムーズな業務をお約束致します。また、長年日本で広告デザインに関わっていた日本人が随時在籍しております。色々な面でお役に立てると存じます。
中国は国慶節、春節、その他祝日があり、日本の休日カレンダーと噛み合っておりません。また、そのような祝日に出勤させるには日給換算一日あたり3倍を支払わなければならないという政府からの規定があり、その差額を請求する会社も少なくはありません。そのため、日本側が中国側カレンダーを考慮しながら発注しなければならないという問題が発生します。
サクラセッケイでは営業カレンダーを日本側に合わせています。これは会社設立時から変わっておりませんし、その旨は社員採用の必須項目としております。代わりに、日本の休日に業務が発生した場合には特別料金をいただく事がございます。
業務発注時の憂いを無くすことにより、円滑な業務提携を目指しております。